Disclosure 2023|島田掛川信用金庫の現況
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001234567▲ 金利リスクに関する定性的な開示事項イ.「リスク管理の方針及び手続きの概要」22,15052,1501,935331,935IRRBB 1:金利リスク項番上方パラレルシフト下方パラレルシフトスティープ化フラット化短期金利上昇短期金利低下最大値 自己資本の額(1)リスク管理及び計測の対象とする金利リスクの考え方及び範囲に関する説明 金利リスクとは、市場金利の変動によって受ける資産価値の減少や、将来の収益性に対する影響を指しますが、当金庫においては、資産価値の増減について定期的な評価・計測を行い、適宜対応を講じる態勢としております。具体的には、金利ショックを想定した場合の金利リスク(以下IRRBB※IRRBBとは、市場リスクのうち、トレーディング取引等を除くすべての金利感応資産・負債、オフバランス取引に係る金利リスクをいいます)の計測を毎月行い、リスク管理委員会で協議検討しております。(2)リスク管理及びリスク削減の方針に関する説明 必要に応じて経営陣へ報告を行うなど、資産・負債の最適化に向けてリスク・コントロールに努めております。(3)金利リスク計測の頻度 毎月末を基準日として月次でIRRBBを計測しています。(4)ヘッジ等金利リスクの削減手法(ヘッジ手段の会計上の取扱いを含む)に関する説明 金利リスク対象取引のうち市場取引に関わる取引は、ミドルオフィスが市場リスクの管理部署として、リスクとリターンの把握やフロントオフィス、バックオフィスの牽制・監視をしています。市場取引の運用状況や損益状況については、毎日、フロントオフィスが直接経営陣に報告しております。 なお、金利リスクを削減する際は、有価証券の購入・売却により対応する方針としております。(1)開示告示に基づく定量的開示の対象となる⊿EVE並びに銀行がこれらに追加して自ら開示を行う金利リスクに関する以下の事項①流動性預金に割り当てられた金利改定の平均満期 流動性預金に割り当てられた金利改定の平均満期は1.25年です。②流動性預金に割り当てられた最長の金利改定満期 流動性預金に割り当てられた最長の金利改定満期は5年です。③流動性預金への満期の割当て方法(コア預金モデル等)及びその前提 流動性預金への満期の割当て方法については、金融庁が定める保守的な前提を採用しています。④固定金利貸出の期限前返済や定期預金の早期解約に関する前提 固定金利貸出の期限前償還及び定期預金の期限前解約については、金融庁が定める保守的な前提を採用しています。⑤複数の通貨の集計方法及びその前提 当金庫ではIRRBBの算出にあたり、通貨別に算出した金利リスクの正値を合算しています。なお、金利リスクの合算において、通貨間の相関等は考慮していません。⊿EVE当期末22,159020,442前期末52,150047,345当期末30,094(単位:百万円) また、重要性の観点より、一部の通貨については金利改定満期に基づくキャッシュ・フローを他の通貨に集約して、金利リスクを算出しています。⑥スプレッドに関する前提(計算にあたって割引金利やキャッシュ・フローに含めるか否か等) スプレッド及びその変動は考慮しておりません。⑦内部モデルの使用等、⊿EVEに重大な影響を及ぼすその他の前提 内部モデルは使用していません。⑧前事業年度末の開示からの変動に関する説明 余資運用で内外国債等の取得により有価証券残高が増加し、⊿EVEは前事業年度から増加しました。⑨計測値の解釈や重要性に関するその他の説明 当期の重要性テスト(金利リスク(⊿EVE)/自己資本の額)の結果は、基準値である自己資本の額の20%以内に収まっておりません。リスク管理委員会で協議検討するとともに、経営陣へ報告を行うなど、資産・負債の最適化に向けてリスク・コントロールに努めております。(2)銀行が、自己資本の充実度の評価、ストレステスト、リスク管理、収益管理、経営上の判断その他の目的で、開示告示に基づく定量的開示の対象となる⊿EVE以外の金利リスクを計測している場合における、当該金利リスクに関する以下の事項①金利ショックに関する説明 ⊿EVE以外の金利リスクを計測する場合の金利ショックについては、過去の事例に基づく金利変動としています。②金利リスク計測の前提及びその意味(特に、開示告示に基づく定量的開示の対象となる⊿EVEと大きく異なる点) 当金庫では、リスク資本配賦制度の一環として、金利リスクをVaRなどにより管理しており、預貸金や有価証券のVaRに基づくリスク量に上限ガイドラインを設定しています。 具体的には、配賦されたリスク資本の範囲内でVaR(保有期間6ヵ月、観測期間1年、信頼水準99%)に基づく市場リスク量に対し、リスク限度額を設定し管理することで健全性の確保に努めています。また、市場取引については、VaRに基づく市場リスク量の管理に加え、残高による運用上限枠や評価損益アラームポイントなども設定しリスクのコントロールを行っています。また、当金庫では、自己資本の充実度の評価やストレステストの実施にあたり、過去の事例に基づく金利変動による影響等を定期的に検証しています。(注)金利リスクの算定手法の概要等は、「金利リスクに関する定性的な開示事項」の項目に記載しております。ハニイロ8ホ0ヘ⊿NII当期末前期末前期末65,533ロ.「金利リスクの算定手法の概要」10金利リスクに関する事項47単体自己資本充実の状況

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