Disclosure 2022 | 島田掛川信用金庫の現況
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Shimada Kakegawa Shinkin Bank 2022会 長 みなさまには平素より島田掛川信用金庫に対しまして格別なるご支援とご愛顧を賜り、心より厚くお礼申し上げます。 本年も当金庫の業績等を取り纏めた「ディスクロージャー誌2022 島田掛川信用金庫の現況」を作成いたしました。本誌をご高覧いただき、当金庫の経営内容等について、ご理解を一層深めていただければ幸いに存じます。 令和3年度は、新型コロナウイルス感染症の収束が見えないまま、社会も経済も不安定な状況のなかでスタートしました。このような環境にあって、政府や自治体による給付金などの政策、テレワークやキャッシュレス取引の進展、行動制限の段階的な緩和等により、厳しい環境も徐々に回復の兆しが見えてきました。しかし、2月下旬に起こったロシアのウクライナ侵攻によって、回復シナリオは一変し、先行きに対する不確実性が再び高まり、石油や穀物、資材等が値上がりし、不景気と物価上昇が共存するスタグフレーションも懸念される状況です。 地域経済においても、一部では回復がみられるものの、自粛要請の影響を受けた観光業、飲食業、宿泊業等の雇用、所得、消費におけるダメージは大きく、依然厳しい状況が続いています。 こうした情勢の下、当金庫はコロナの影響を受けた地域社会を支えるため、コンサルティング機能を発揮し、付加価値向上への取組を実践してまいりました。 令和3年度は「ものづくり補助金」に加え「事業再構築補助金」の申請支援にも積極的に取り組み、62先の採択に携わることができました。また地方創生の一環として、地域の若者のUターン促進、地元企業の人材確保を目的に、自治体と共同で「地元就職応援プロジェクト」を立ち上げました。この取組は企業、行政、金融機関の連携が特徴的であり、内閣府の「第1回地方創生SDGs金融表彰」を受賞し、他の地域でも展開可能な先導的な取組として期待されています。  業績面においては、中期経営計画に沿って業容は順調に推移しており、特に預金残高は計画を2年前倒して1兆円に到達することができました。 令和4年度も、私たち「島田掛川信用金庫」にしかできないことを役職員が総力をあげて、「日本最古の信金から、日本一新しい取り組みを発信します。」のスローガンの下、地域の中小企業や個人のみなさまのご期待、ご信頼に沿うよう一層の努力を重ねてまいります。何卒、倍旧のご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。理事長 令和4年7月2ご挨拶

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